2025年度 自己評価結果報告書
1 本園の教育目標
一 心豊かな思いやりのある子どもに
二 自ら考え、自ら決め、進んで行う子どもに
◎明るく潤いのある子ども
◎思いきり遊べる子ども
◎話をしっかり聴く子ども
◎調べたり、試したり、工夫する子ども
1 人との関わりを通して、基本的な生活習慣・態度及び健全な心身を育成することの必要性に気付き、自ら進んでその態度・意識を高めようとする意欲を育む。
2 自己発揮と自己抑制との豊かな調和がとれた自律性を養う。活動と休息、開放感と緊張感、動と静などの調和を保った健康的な生活リズムを保障する。
3 自然と豊かに関わることを通して、その不思議さ等に気付いたり、科学的認識を高めたり、昆虫などの生命ある小さきものをいとおしむ態度を培う。
4 心の働きの表れである『ことば』を大切にし、喜んで話したり、聞いたりする態度を養う。
5 多様な感動体験を伴なう生活を通して、より豊かな感性を培い、創造する力、想像する力を豊かに育む。
本年度の重点評価項目、評価結果、取組・達成状況
※自己評価欄の記入方法
A;十分に達成されている。
B;ほとんど達成されているが、部分的に課題が積み残されている。
C;課題が多く積み残され、ほとんど成果が上がっていない。
分類:保育の計画性
| 内 容 | 評 価 結 果 | 取 組 達 成 状 況 |
|---|---|---|
| 成長の連続性を重視した担任間の定期的な話し合い 3歳、4歳、5歳の成長の連続性を重視し、子どもの発達を支えるため前年度と現年度の担任が定期的に話し合う機会を設ける。 | A | ・年度初めの申し送りに加え、会議等においても日々の保育の中で気になる点について共有し、前年度の様子や適切な関わり方について情報交換を行いながら対応してきた。継続的な連携と情報共有を図ることができ、情報交換については十分に達成できた。 |
| 集団の一員としての自覚を育てる 多少の制約を受けながらも、子どもが集団の中で一員としての自覚を持てるように導く。 | A | ・集団の中で過ごす楽しさや心地よさを感じられるよう関わってきた。年長児は卒園に向けて自ら考え行動する姿が多く見られ、成長を感じた。今後も、集団の心地よさを味わえるよう柔軟に対応していきたい。 |
| 自立的な態度の形成を支える 教師の指示ではなく、子ども自身の「必要感」に裏打ちされた自立的な態度を育むため、日々子どもたちと関わりを深めている。 | A | ・年少児は、身の回りのことを自分の力で行えるよう援助してきたことで、少しずつ自分でやろうとする姿が見られるようになった。 ・年中・年長児は、自分たちで考え進めていく活動を支え、一人ひとりが自分たちで決めたことに意欲を持って取り組む姿が見られた。 |
| 自律性を育む保育の実践 自己発揮と自己抑制のバランスがとれた自律性を養うことを目指し、幼児が主体的に関わり、安定して遊び込める環境を活動の展開に応じて再構成している。 | A | ・一人ひとりが安心して自己を発揮し、園生活を送ることができる環境の保障に努めてきた。子どもたちは、主体的に遊びや活動を進める中で、自分の思いや行動を調整しながら関わる姿が見られるようになっている。今後も、柔軟な対応を心がけていきたい。 |
| 他クラスや異年齢との交流の促進 幼児同士が他のクラスや異年齢の子どもと関われるよう、 様々な保育形態を取り入れている。 | A | ・朝の遊びや昼食、運動会ごっこや劇ごっこなどを通して、異年齢児が自然に関わり合う機会を持つことができた。また、「わくわくキッズクラス」やお祭りごっこでは、年長児が力を発揮し、小さい友だちに優しく寄り添う姿が見られた。思いやりの気持ちや年長児としての自覚の育ちを感じた。・日頃から異年齢交流を大切にしてきたことで、「卒園生を送る会」で は、互いを思いやる温かな姿が見られ、心のつながりを感じる時間となった。 |
| 個別の指導と情報共有 配慮が必要な園児に対しては個別の指導計画を作成し、情報交換を密にして共通理解をもとに対応している | A | ・個別指導計画を作成し、教職員・保護者・医師等の関係機関と連携を図りながら対応してきた。今後も計画的に支援を進めるとともに、子どもの実際の姿や関わりについて情報共有をより密に行い、一人ひとりに応じた柔軟な対応に努めていきたい。 |
分類:保育の在り方・幼児への対応
| 内 容 | 評 価 結 果 | 取 組 達 成 状 況 |
|---|---|---|
| 保育の在り方 一人ひとりのありのままの姿を受け入れ、幼児の気持ちに共感しながら関わることを大切にしている。 | B | ・子どもがありのままの思いを表現できるよう、声を丁寧に聞き、受け止め、共感しながら信頼関係を大切にして関わってきた。また、一人ひとりの特性に応じた援助を心掛け、安心して過ごせる環境づくりに努めた。・子どもの思いを尊重することを意識してきたが、対応に迷う場面もあったため、今後も理解を深め、柔軟な対応力を高めていきたい。 |
| 個と集団の関係を考慮した支援 発達段階や個々の特性に応じ、個と集団の関係を意識しながら、見通しのある関わりをしている。 | A | ・個の特性に応じた関わりを大切にし、無理のない形で集団との関わりを援助してきた。 発達段階に応じて保育内容を見直しながら、一人ひとりの良さが生かされる保育を進めていきたい。 |
分類:研修と研究
| 内 容 | 評 価 結 果 | 取 組 達 成 状 況 |
|---|---|---|
| 自ら考え、決め、行動する力を育む 本園の教育目標Ⅱ『自ら考え、自ら決め、進んで行う子どもに』を重視し、幼児一人ひとりが自立的に考え、行動できる力を育む。 | A | ・子どもたちの思いや気づきを丁寧に受け止め、「やってみたい」という好奇心を大切にしながら保育を進めてきた。その中で自分たちで決めたことに意欲を持ち相談しながら活動を進める中で、自ら創り上げる喜びや達成感を味わう姿が見られた。 |
| 人間として誠実に生きる力を育てる 「命を大事にして生きること」と「自分に対して誠実に生きること」を願い、遠い将来を見通した教育を目指している。 | A | ・花の成長や小さな生き物との触れ合いを通して命の大切さに触れ、友達との関わりの中で自分や相手を大事にする気持ちを育んできた。・年中・年長児は千羽鶴づくりや支援活動、遺髪塚訪問を通して平和について考え、困っている人に思いを寄せる心を深める機会となった。 |
| 自らの課題を自覚し、研鑽を深める 教師一人ひとりが自分の課題を自覚し、より良い保育を目指して自立的に 研鑽を深めていく。 | A | ・各教師の特性を生かしながら協力体制を整え、異年齢交流や行事の場面ではそれぞれの力を発揮し合うことができた。 ・日々の保育の中でより効果的に連携し合えるよう意識を高め、更に保育の質の向上に向けてできることを確認し取り組んでいきたい。 |
| 同僚性を生かし、保育の質を向上させる 各教師の特性を活かし、効果的に協力し合いながら保育の質の向上を目指していく。 | A | ・一人ひとりが安心して自己を発揮し、園生活を送ることができる環境の保障に努めてきた。子どもたちは、主体的に遊びや活動を進める中で、自分の思いや行動を調整しながら関わる姿が見られるようになっている。今後も、柔軟な対応を心がけていきたい。 |
| 協同性と表現を柱にした保育の実践 協同性と表現を大きな柱として、科学的かつ実践的な考察を有機的に結びつけて保育を進める。 | A | ・表現活動を通して友達や教師と共に創り上げる喜びを感じながら遊 び込む姿が見られた。一方で、子どもの内側から生まれる表現をさら に引き出す関わり方に課題を感じた。 ・年長児は友達と相談し協力して創り上げる喜びを味わい、豊かな表現へとつなげることができた。また、その育ちをクラスだよりで保護者と共有することができた。 |
| 発達の見通しと連携を視点に伝える 子どもの発達の見通しや家庭・小学校との連携においても、協同性と表現の視点で情報を伝えていく。 | A | ・子どもの姿について家庭と丁寧にやり取りを重ね、保護者と情報交 換や連携を深めることができた。 ・小学校との連携では、一人ひとりの育ちや大切にしてきた関わりを伝え、交流会や参観を通して今後につながる関係を築くことができた。 |
総合評価
“今年度は、子ども一人ひとりの思いや育ちに丁寧に寄り添いながら、発達の連続性を意識した保育を進めることができた。担任間での継続的な情報共有や保護者・関係機関との連携を通して、個に応じた支援体制を整え、安心して自己を発揮できる環境づくりに努めることができた。
また、異年齢交流や表現活動を通して、子どもたちは互いを認め合い、協力しながら創り上げる喜びや達成感を味わい、自主性・協同性を育む姿が多く見られた。命や平和について考える取り組みも、子どもたちの思いやりや人を大切にする心を育てる大切な機会となった。
一方で、日々の保育の中で教師間の連携をさらに深めることや、子どもの内側から生まれる表現をより豊かに引き出す関わり方については課題も見えた。今後も研修や対話を重ねながら保育の質を高め、一人ひとりの育ちをより豊かに支えていきたい。”
今後の改善点
| 改 善 点 | 具 体 的 な 取 り 組 み 内 容 |
|---|---|
| 1.教師間の連携強化。 | ・日々の保育の中で、教師間の連携や情報共有をさらに密にし、それぞれの特性を生かしながら、より効果的に協力し合える体制づくりを進めていく必要がある。 |
| 2.保育の質の向上。 | ・子どもの思いや内側から生まれる表現をより深く理解し、その育ちを引き出せる関わり方について、実践と振り返りを重ねながら保育の質の向上を目指していきたい。 |
| 3.関係機関との連携充実。 | ・一人ひとりの発達や特性に応じた支援を継続し、家庭・関係機関・小学校との連携を深めながら、子どもの育ちを切れ目なく支える体制を充実させていきたい。 |
2025年度 自己評価結果報告書に関する所感
ひばり会 会長 酒井 勝利
結果報告書の拝見させていただきました。
大月キリスト幼稚園の教育目標に基づき重点評価事項についての《取組達成状況・総合評価・今後の改善点》を確認いたしました。
【私見】
評価結果では十分達成されている項目が多く、先生方の子どもたち一人ひとりに対する思いが込められている結果であると、とても感謝しております。
総合評価において《一人ひとりの思いや育ちに寄り添い、安心して自己を発揮できる環境づくり》と記載されていました。
キリスト幼稚園の先生方は、子どもたちに「どうした~?」と気持ちを聞いてくれる雰囲気があり、家庭での朝の様子から受け入れ時の子どもの様子を大切にしてくれていて、一日のスタートを大事にしてくださっていることを実感しています。
また、子どもだけでなく保護者の様子にも気を配っていただき、声をかけてくださることもあり、子育てを応援してくれていることが保護者の安心にもつながっています。
キリスト幼稚園では幼児期に自己を発揮できる環境設定が充実しており、自己表現できることは成長過程においてとても大切なことであると思うため、子どもたちの安心できる居場所や雰囲気作りについてもキリスト幼稚園の素敵な特色だと思います。
また、子どもたちにあった主体的な保育を考えてくださり、総合的に柔軟な対応を心掛けてくださっていることが印象的です。
参観日では、子どもたちが生き生きと取り組む姿を見て成長を感じました。子どもたちの先生に対する笑顔を見ていると、先生方と子どもたちの信頼感を感じました。
子どもたちの興味をたくさん引き出してくださったり、先生方が日々子どもたちのペースに寄り添ってくださっているおかげだなと思っております。
園舎がいつも清潔に保たれていることや、ホームページやクラスだよりを通して子どもたちの生き生きとした表情を見ることができて、とても嬉しく思います。
親元から離れて過ごす子どもたちの表情はなかなか見ることが出来ないため、家庭で子どもたちとの会話にも繋がる良いきっかけになっています。
最後に、先生方が温かく見守ってくださるおかげで、安心して通園できています。集団生活での心地よさや、家庭では感じることのできない自分や友だちの気持ちを大切に思うことの経験を見守ってくださっていて、心の成長を日々実感しております。
大変感謝しております。
僭越ながら、自己評価結果報告書の所感とさせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
