大月キリスト教学園

保護者様1

今日で、娘にとっては3年間、私にとっては4年間の幼稚園生活が終わります。
卒園式の間、長男がさくら組に入ってからの4年間のことを「終わってしまえば、あっという間だったなぁ」と懐かしく思い出していました。

年少の頃、長男は他の保育園に通っていました。
“マイペースな子”で、周りの子と同じことをするのがとても苦手でした。
「みんなと同じことをできるように」という保育園の方針もあって、当時の私は、どうにか周りの子と同じことをさせようと一生懸命になっていたように思います。
そのせいか、保育園に通いだして1年もしないうちに、長男は登園拒否になってしまいました。

毎朝「保育園行きたくない」と言って泣く息子を見て、もっと自由に楽しく生活させてやりたいと夫と相談し、新しい環境を求めて、いくつかの保育園や幼稚園を見学に行きました。
その中でもキリスト幼稚園は、子ども達ののびのびと自由な雰囲気や、先生方の笑顔が、明らかに他とは違いました。

理事長先生や園長先生が私の悩みを聞いてくださって、無理に他の子と同じことをさせようとすること自体がナンセンスだということ、その子なりの歩み方でちゃんと成長するから心配しなくても良い、ということを話してくださいました。
その言葉に当時の私は、目から鱗が落ちる思いをした事を憶えています。

それから4年間は、先生方がいつも言ってくださる「お母さん、大丈夫ですよ」という言葉に支えられた4年間でした。
私は、子どもの“出来ないこと”ばかりがついつい気になってしまうのですが、先生方はいつも“出来ること”“出来るようになったこと”に目を向けてくださっていて、面談やお迎えでお会いする度に「最近はこんなことが出来るようになったんですよ、あんなことが出来るようになったんですよ」という話をしてくださいました。
そのおかげで、わたしも子どものいろいろな面を発見することができましたし、穏やかな気持ちで子どもの成長を見守ることができたように思います。

幼稚園に通いだしてから卒園するまで、長男は「幼稚園に行きたくない」という言葉を口にしたことはただの一度もありませんでした。
今日卒園する娘も、引っ込み思案で、入園した頃にはお友達の前で声を出すことすらできませんでしたが、最近は
「みんなの前でちゃんと自分の思いを言えるようになりました」と先生に言っていただけるようになりました。

入園した時に園長先生がおっしゃったとおり、ゆっくりだったけれど、それぞれのスピードで立派に成長したなぁと思います。
それは私の子に限らず、今日卒園する子ども達みんながそうなんだと思います。

以前、子どもの事で作業療法士さんとお話しをする機会がありました。
私が「子どもはキリスト幼稚園に通っています」と言うと、その方が「ああ、あそこはいいねぇ、子どもがみんな笑っているもんねぇ」とおっしゃいました。
お仕事柄いろんなお子さんと接する機会の多いその方の言葉は、子ども達が良い環境で過ごせていることを実感できる本当に嬉しい言葉でした。

子ども達が、信頼できる先生とお友達の、笑顔に囲まれた幼稚園時代を過ごせたこと、本当に幸せなことだと思います。
お母さん方みなさん同じ思いだと思います。
そんなお母さん方の気持ちを代表してお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。

保護者様2

先生方へ

これまで、キリスト幼稚園の行事になかなか協力できませんでしたので、最後となった今日、先生方にありがとうの気持ちを主人とお伝えしたいと思い立ちました。

3年前の春、美和は初めて園バスに乗りました。それまで私と離れて過ごした事がなかったのでどうなるか不安が大きく、案の定、次の日からはバスに乗るのがイヤでお迎えの佐野先生に抱っこされ、大泣きしながら向かい、ため息をつきながら帰って来て「もう行きたくない」をくり返し言っていました。なつみ先生が、1週間程、園での美和の様子を、夕方電話で伝えて下さいました。
「お母さんが大好きだからおうちに帰りたい」って言ってます。って。なんてかわいい言い訳なんだろう…と。美和の気持ちはさておき、私はなんだか嬉しかったのを思い出します。

そんな美和も徐々に園生活に慣れだんだん自分を出せるようになってきました。
佐野先生に担任していただいたさくら組ではどちらかといえば園ではおとなしかった美和が、いろんなきっかけがあったんでしょう、佐野先生いわく「弾けました!!」私も保育参観で、美和の活発さに驚き、そして安心しました。自分を出せるって気持ちいいよねぇ…。と。それはゆり組になって更に伸びていき、美咲先生にたくさんのほめ言葉をもらいながら、いろんな経験を、大好きな友達と重ねていきました。園から帰ってくると、沸き上がってくる自分の思いを私たちに伝えるのが日常になりました。

理事長先生に、福島の原発や、月や宇宙のお話、大切だけどなかなか私たちでは、うまく美和に伝えていけない事を、わかりやすく教えていただき、その後新聞などで記事をみつけては、切り抜いたり、家族で話をする機会になっています。

私の好きな言葉に「みんなちがってみんないい」というのがあります。キリスト幼稚園は、まさにそんなところだと思います。自分をのびのび出せるところ、自分が自分らしくいられるところ。でもそれには、受けとめてくださる先生方の、あたたかい力添えがあってこそ成り立っていると、私は思います。

卒園する子どもたちが、もっと成長する頃、日本は世界はどんな方向に向かっているのでしょう。
不確実な時代を生きる子どもたちに、先生方は生きていくのに、ほんとうに大切なこと、大切な気持ちを、たくさん気付かせて下さいました。
何にも代えがたい宝物です。

3年間大きなケガや病気もせず、楽しく通えたのも、とても幸せでした。感謝の気持ちでいっぱいです。今日まで本当にありがとうざいました。

2017.3.17

保護者様3

キリスト幼稚園の先生方へ

3年間または4年間、本当にありがとうございました。子供たち一人一人を本当によく見て下さり感謝しています。キリスト幼稚園の先生方はいつも子供たち一人一人をそのままのみんなでいいんだよとおっしゃって下さいました。その言葉が本当に温かく、この子はこの子でいいんだ、大丈夫なんだと思わせてくれました。

私たち親はつい自分の子をよそのお子さんと比較してしまったり、何かうまくいかないと自分たち親がいけないんではないかと思ってしまいます。でもキリスト幼稚園に来て先生方とお話しするとそんな気持ちが和らぎ安心する事ができました。

理事長先生をはじめ園長先生、他のすべての先生方が常日頃から子供たちの自主性を大切にしてくださっていました。子供たちが考え、子供たちが作りあげていく。一人一人を認めて下さり、一人一人の気持ちや感じる事をとても大切にして下さり、ゆっくりと温かく丁寧に接してくださった事本当に感謝しています。

先生方はいつも笑顔で温かく、幼稚園にはいつも気持ちのいい温かいやわらかな空気が流れていました。
この子たちはキリスト幼稚園での楽しかった毎日を忘れず、これからも過ごしていくと思います。
今まで本当にありがとうございました。

2016年3月17日

保護者様4

新海憲信の母、新海早苗と申します。 僣越ながら、ゆり組の保護者を代表いたしまして、ご挨拶をさせていただきます。
皆様、本日は卒園本当におめでとうございます。卒園児がそろってつつがなくこの日を迎えられたことを心から嬉しく思います。
私事ですが、憲信には3歳年上の姉がおりまして、姉の時から今日まで6年間キリスト幼稚園にはお世話になってきました。
私はつい子どものできないことに目がいってしまい、他の子と比べて落ち込んだり焦ったりと子育てで悩むことも多々あったのですがキリスト幼稚園に初めて見学に来た時に園長先生に「うちの子まだ数字が読めないんです」と相談したことがありました。
その時「数字や文字はそのうち読めるようになるから大丈夫。
それよりも、今子どもたちにとって大切なことは外で思い切り遊んで、のびのびと自分らしくいられることだよ。」と言っていただいて心がとても軽くなったのを覚えています。 この幼稚園で過ごすことができたら、子どもも私も自分らしくのびのびと成長できると思いました。
キリスト幼稚園の優しく穏やかで自由な雰囲気が私は大好きです。
発表会では決められたことをやるではなく、子どもたちが好きなこと興味のあることから
自分たちで考え作り上げたものを本当に楽しそうに表現していたことがすごく印象的で毎回感動しました。
子どもたちは、このキリスト幼稚園でお友達をつくる喜びを知りました。 そのお友達と一緒に遊ぶことでルールを守ることを知りました。 年の違うお友達と関わることで優しくする気持ちを知りました。 「ありがとう」という言葉から笑顔が生まれることを知りました。
目標にむかってがんばることで自信が生まれることを知りました。 みんなで協力してひとつのものを作り上げることで思いやりと達成感を知りました。 人を認めることで我慢する心や自分をコントロールする心が生まれること、人から認めてもらうことで、ありのままの自分でいられる安心感を得られることを知りました。 子どもたちは本当にたくさんの経験をして、本当にたくさんのことをこの園で学んだと思います。
それは先生方の愛情たっぷりの言葉や行動力ひとつひとつが子どもたちへと届いて、教えとなったからだと思います。
私は仕事をしているため園に預ける時間が長くお迎えにいくと憲信1人だけ・・・ということもたびたびありました。
それでも憲信は「先生がいたから寂しくなかったよ。」と言ってくれました。 「先生たちボクのことちゃんと見てくれてるよ。」「美咲先生ね、今日いっぱいボクのいいところほめてくれたよ。」と嬉しそうに話してくれました。 子どものありのままを受け入れ認めてくれる先生の接し方は親として学ぶことが多かったです。
ゆり組さんもうめ組さんもすごく仲良しで元気で明るく優しい子たちばかりで憲信はお友達が大好きです。家でもお友達の話をいっぱいしてくれました。
良い仲間に恵まれて憲信は幸せ者です。大好きなお友達と出会えて素晴らしい先生方に愛情を持って接していただいて私たち家族にとってキリスト幼稚園で過ごした時間は大切な宝物となりました。
幼稚園でたくさんの水を与えてもらったことで子どもたちの小さな種からは小さな芽が出ました。
これから小学校という新しい場所へいき、その芽が大きく育っていつか花が咲く日まで先生方どうかこれからも太陽となり子どもたちにとってあたたかく安らげる場所でいてください。
最後に園長先生、理事長先生、そして先生方、お友達のみんな本当に有難うございました。
平成30年3月16日

保護者様5

思えば「年長さんになれば強くなるよ」と周りから言われながら、
年少、年中さんでの一年の半分は何かしら具合が悪く休むことも多かったのですが、実際年長さんになると風邪をひきにくくなったり、ひいても軽く治ったりして抵抗力がついたり、強くなったのを感じました。
運動会、発表会等のイベントで表現力・運動能力・物事に取り組む本気度といった園生活を通じた成長を見て知ることができました。
中でも運動会では本気だからこそ涙し、喜ぶ。そのすがたにこちらも胸が熱くなりました。
劇ではそれまでの元気な演技だけではなく、じっとその時を待ち、みんなで気持ちを合わせて“静かな演技”を見せたとき、「こんなことできるようになったんだ!スゴいな!!」ととても感動しました。
そんなカッコイイ年長さんになってカッコイイ一年生になろうとしている子どもたちへ
「友だちを大切に」というのを一番に伝えたいです。園生活のことずっと忘れないはずです。
そして一緒に過ごした友だちとは、この先もずっとどこかで繋がっていくんじゃないかなって気がしてなりません。
3年前、入園するにあたって見学した遊びの時間。みんな声が大きく、とにかく元気で子どもらしく生き生きとしていて本当に楽しんでいるのが伝わってきました。
その時感じた「元気なこどもたち」に育つ環境を与えて下さった先生方に感謝しています。
本当にありがとうございました。

保護者様6

ありがとうございました。

おかげさまで、姉妹ふたり、充実の園生活を送れました。

姉妹ふたりあわせ、5年の園生活が、とうとう終ってしまいました。とてもさびしく感じています。

キリスト幼稚園で、たくさんの、他ではできない経験をさせていただきました。
日常の細々とした事から、数えればきりがありません。

それは日頃から、先生方をはじめ、園全体で、やさしさということをとても大事にしていただいているからだと、常々感じていました。
先生方の子供達に対する接し方から、、、運動会などのイベントから、、、月々のお便りから、、、遠足の行き先の選び方から、、、給食の選び方から、、、駐車の仕方から、、、また福島の子供達など、キリスト以外の子供達に対する考え方からも。
幼い命である、子供達に対するやさしさが根底にあるから、こうゆう判断になったのだろうな、と、折に触れて感じるものがありました。
考えてみれば、子供達にどういう風に育って欲しいか、という大事を思えば、勉強やお行儀といったことより、やさしさを中心にしていただいている、そう感じられる場所に毎日通わせられたことが、親としてとても嬉しく思います。

幼いと感じる年を過ぎて、子供達は成長してゆきます。これからの子育ての中、いろんな場面があると思います。
親として、キリスト幼稚園で感じさせていただいた、やさしい気持ちを大事にしていきたいと思います。ありがとうございました。
先生方、ご関係の皆様には、今後とも、キリスト幼稚園のフェンスのない、大らかでやさしい雰囲気を続けていっていただけますよう、お祈り申し上げます。